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苗(ミャオ)族の布

貴州や四川と雲南省をまたぐエリアに住まわれる。独特の手法で刺繍を施す。聞いた話だが猫の鳴く声と似ているのでミャオというというが確かか知れず。しかし実際彼女たちの声を聞いているとそう思われる。一部分派してこのエリアから南下して多くラオスに移り住む。刺繍の風合いはだいぶ異なる。モン族参照

緻密で厳かなミャオ族の刺繍

刺繍全体的に厳かな雰囲気があり、刺繍にもまして、銀細工がまたすごい!手持ちでコレクションはできなかったが竜が舞っているような厳かな雰囲気の祭りを見たことがあった。限りなく黒に近い黒光りした濃紺の藍染衣装をまといその上に磨かれた銀細工が頭から腰まで埋め尽くされていた。

苗族をモン族

中国の苗(ミャオ)族とインドシナのモン(メオ)族は基本的には同民族だがそのイメージはだいぶ違う。住む場所も現在では両極端である。苗族の住む貴州省は山岳地で産業もあまりなく交通も不便なうえ耕地面積も少ない。山岳地故日照時間も少なく日に恵まれない。おまけに天候もあまりいいところではなく雲の多いところである。それゆえこのような素晴らしい刺繍に恵まれたのではないかと思われる。緻密で上品で何か温かみを感じさせるような刺繍、しっかりと織られた布地に職人技。この土地が作る代物だ。
貴州より南下、モン族の住む地は本来はラオスビエンチャンより北西部のあたりから雲南省にかけて、時々呼ばれるがメオ族という人たち。カラフルな振り振りのプリーツミニスカートを年齢にかかわらず穿いている。彼らのステッチは苗族のものとは別個のものでクロスステッチで幾何学模様を羅列する。色彩感覚はさすが凍えのないところなので明るい、サテン生地を多用しピカピカ、それは独特で周辺民族のアカ族やヤオ族の感覚と異にしている。しかし苗族にも負けない素晴らしい技もある。それが私がかなり入れ込んだ「モン族の襟飾り」です。この緻密さはほかのどの衣装の部分ともかけ離れた刺繍の技であって苗族の刺繍のレベルの高さをしのばせるのである。
余談であるがモン族の住むエリアのところで「本来」と記したが、インドシナ戦争以来ラオスから数十万人規模のモン族の難民がタイ側に流れていてタイ東北地方のあるエリアはモン族の移住地となっていてタイ側でもかなりの問題となっている。(少数民族とはいえ数百万人の規模を持ち一国を形成できるほどの人口をもつのでかなり政治色の強い民族である)。あえて記しましたが私たちが呼ぶメオとは蔑称の上他称ですので気をつけたほうが良いと思います。

019.JPG紺地に施された刺繍。女性用上着の一部
015.JPG中東で多用される羊の角模様それとも子宮(子供の衣装の襟部)016.JPG蛾のようにも見えるが蝶
018.JPG清掃用胸当て017.JPG児童用衣装の縁部

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